生まれて初めて本気で好きになった人が、来春結婚することを今日、
風の便りで知った。
もう随分昔のことだけど、こんな日が来ることを覚悟していたけれど、
やっぱり動揺を隠せなかった。
私の方があまりに彼を好きになりすぎて、不安ばかりが増して、だんだん笑顔がなくなっていく恋愛だった。
わざとわがままをいって彼を怒らせて、それでも自分を見てくれるのか
試していた。
むろん、そんな恋愛は長くは続かなかった。
どんなに怒らせようとしても彼は冷静で、最後まで私に非難の言葉や怒りをぶつけてくることはなかった。
最後の最後に、「沈黙」という1番手痛い言葉を浴びせて私の前から消えた。遠距離だったからそうすることは簡単だった。別れの言葉もなかった。静かに私を視界から遠ざけた。
それ以来、私は人を好きになったことがない。
これからも、恋愛できないような気がする。
誰も私のことなんてまるで見えてないみたいに。
彼からもらった手紙やアクセサリー、今度こそ処分しなければならない。
私はこれから、たぶん孤独の道を歩いていくことになる。
彼には幸せになって欲しい。彼には幸せになる権利がある。私にはない。
風の便りで知った。
もう随分昔のことだけど、こんな日が来ることを覚悟していたけれど、
やっぱり動揺を隠せなかった。
私の方があまりに彼を好きになりすぎて、不安ばかりが増して、だんだん笑顔がなくなっていく恋愛だった。
わざとわがままをいって彼を怒らせて、それでも自分を見てくれるのか
試していた。
むろん、そんな恋愛は長くは続かなかった。
どんなに怒らせようとしても彼は冷静で、最後まで私に非難の言葉や怒りをぶつけてくることはなかった。
最後の最後に、「沈黙」という1番手痛い言葉を浴びせて私の前から消えた。遠距離だったからそうすることは簡単だった。別れの言葉もなかった。静かに私を視界から遠ざけた。
それ以来、私は人を好きになったことがない。
これからも、恋愛できないような気がする。
誰も私のことなんてまるで見えてないみたいに。
彼からもらった手紙やアクセサリー、今度こそ処分しなければならない。
私はこれから、たぶん孤独の道を歩いていくことになる。
彼には幸せになって欲しい。彼には幸せになる権利がある。私にはない。
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