私と妹で1通ずつ応募した結果、妹が当ててくれたので、生まれて初めて高見沢さんのサイン会に行ってきました。前日の夜、サイン会に行く夢を見た(爆)相当キンチョーしてましたね。

台風が近づいていて雨も降っている中、新幹線で東京へ。車中、あらかじめ送られてきた整理券とともに同封されていたB5の用紙に書き物。
自分の名前を書く欄(たかみーがそれを見て本に名前を入れてくれる)と、高見沢さんへメッセージがあればどうぞという欄があり、まず自分の名前を漢字フルネームで大きめに書く。

メッセージは、もともと悪筆のうえ揺れる車内で書くのもツライので、白紙でいいかなーと思ったが、サインしていただくのにいくらなんでも失礼だよなと思い直し、本の感想をしたためる。書き出すと止まらなくなり、かなり熱い文章となる(笑)そして案の定、気持ちが悪くなる(笑)
書いているうちにどんどん緊張度が増していき、お腹まで痛くなり始めた。
山手線で新橋駅に降り立ち、福家書店銀座店を目指して歩き始めたが、途中ドトールで手を洗う(一応キレイな方がいいかと思って…)
3分くらい歩いて到着。福家書店はこぢんまりとした店だった。地元の紀伊国屋書店みたいな、ドドーン!と広い店舗を想像していたのでちょっと驚き。1Fのレジで整理券を渡し、本の代金を支払ってそのまま店内で呼び出しがかかるのを待つ。店の中はサイン会の100名がうろうろし、他のお客さんの邪魔じゃないのかなー、開店休業状態だなーと思いながら雑誌を立ち読みしながら待つ。
16:00スタート予定だったが、たかみーが取材を受けているということで、少し過ぎてからスタート。整理番号順に少しずつ並ばせられる。

しかし、今日のファン層はほとんど
「会社は休んできました!」
というような、OL風の方ばかりでしたね。キレイな人が多かったなー、ちゃんとおしゃれしてきてたし。コンサート会場でよく見かける、
「その格好は…。部屋着できたの?」
と突っ込みたくなるような、とんでもないお洋服の方っているじゃないですか。そういう方はいらっしゃいませんでした。っていうかむしろ私が今まさにそんな感じ…ふつーのOLファッションで行っちゃったことを激しく後悔。

100名中、私は80番代後半だったので、30分くらいして列に並び始めたでしょうか…。サイン会会場は2Fの仕切られた部屋で行われているみたいで、直前にならないとたかみーに会えない仕組みになっています。
前後に並んでいる人のメッセージ用紙がチラッと見えたんだけど、

みんなビッシリメッセージ書いてる〜!!

やっぱり書いておいて良かった…。

そんなこんなで列はドンドン進み、たかみーが見える位置に!!
後光が差してるというか…。昔、最前列で見た時にも思ったけど、オーラがものすごい。圧倒的存在感。

1番印象的だったのは、目。薄い茶色のサングラス越しだったんだけど、彫りが深くてくっきり二重で、本当にキレイ。
神戸帰りでお疲れかと思いきや、とおーってもニコニコしてて、その笑顔がほんとに可愛くて、素敵で、
(ほんとにこの人50歳?嘘でしょ?)
と心の中で突っ込みつつ、みとれてました。

それ以外は、髪はカールしてたのと、指に黒い大きなリングをしてたことは記憶にあるんだけど、どんなスーツだったのかとかはもう全然みる余裕なし。全然覚えてないくらい緊張してました。

直前で、書店の方が空港の荷物検査のように、カゴに手荷物を入れて預かってくれ、用紙のみを持ってたかみーが座っている机の前に立つ。

私「お願いしまーす(こんにちはとどっちにしようかと思ったが、仕事でもよく使うこんな第一声になってしまった…)」
たかみー「(用紙をしばらく見て)なりみさん」と確認するようにつぶやく。
ふわー、たかみーが、私の名前を呼んでるー!!ふわー、たかみーのナマ声初めて聞いたー!もう、思い残すことはありません…。と思いつつ、
私「はいっ」
たかみー、あらかじめ自分のサインがしてある本に、マジックで私の名前をたどたどしくゆっくり書く。
漢字で書くのかと思いきや、なんとローマ字!しかも苗字は省略。
(ははは…やっぱ漢字じゃないのね…最初っからローマ字で書いておけば良かった)
と、たかみーの手元を見つめながら心の中で突っ込み。私の方が上手いと思われる、たかみーの筆跡。でもたかみーらしくて良し。
そのあと、右手を差し出され、握手。もう手の感触も曖昧だが、私の手は小さいので、すっぽり収まりました。ああ幸せ。

そして、絶対たかみーと会話する!という目標を掲げていたので、
「神髄ライブ、良かったです。またやってください」
と早口で一気に言った。ほんとは「またアコースティックライブやってください」って言うつもりだったのに、もうすっかりワケわかんなくなってます。

たかみーに伝わったかどうか、たかみーは
「はい」
と言ったような気が…もう視線も合わせられなかったので、もう、ほんとにこの場面はもう1回やりなおしたい気分。

言うことは言ったので退場しようと思ったが、机に置かれた本を自分で持っていっていいのか、それともたかみーの隣に立ってる書店の兄ちゃんが袋にでも入れて渡してくれるのかと悩み、本と兄ちゃんを交互に見つつぼんやり待っている私。
するとたかみーが、つつ…と本を差し出し
「どうぞどうぞ」
と言ってくれた。ふわー、またたかみーの肉声が聞けたわ…と喜びをかみ締めつつ、
「ありがどうございます」
と言って本を受け取り、ヨロヨロと脱力しながら退場したのであった。

ほんとはね、サイン会に行くのが怖いような気がしてたんですよ。
憧れている人にそんなに近づいていいのかなーと。間近で見てがっかりしちゃったらどうしようかと(超失礼発言)

そんな心配は杞憂に終わりました。
目ヂカラにやられたし、素敵で優しそうでホッとする笑顔で…。高見沢さんの懐の広さに触れたというか、ああこういう人が、人の心を動かせる人なんだなと。アルフィーのファンになったことは間違いじゃなかった。ファンになって良かった。そして、私は高見沢さんが自慢できるような、高見沢さんにとって恥ずかしくないファンでいたいと思った。

ほんの一瞬だったけど、夢が叶った日となりました。

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