クラリモンド

2006年5月13日 演劇
HIROが出演しているダンス・ミュージカル「クラリモンド」2日目を観にサンシャイン劇場へ行ってきました。

いわゆる「観劇」はあまり得意分野ではなく、昔、筒井道隆がゲスト主演した某劇団のストレート・プレイを観にいったことがあったのですが、話がまっったく理解できず頭の中が「?」マークでいっぱいになりながら帰途についたことがトラウマとなっているのでしょう…。舞台っていうのは、頭がいい人がみるもんなんだな、きっと…なんて実感したりして。

以後、バレエや宝塚を1回程度、四季の「李香蘭」も観ましたが、やはりハマるほどでもなく…要はアルコンを超えるものには出会ってないって話なんですが。

そんな私ですが、HIROが演技してるところを一度みてみたいなーなんて軽い気持ちでうっかりチケットを取ってしまい、本降りの雨の中、池袋まで出かけていったわけです。

サンシャインシティの中に劇場があるのですが、いつの間にかここは一大テーマパークと化してまして、迷路のようにだだっ広い空間の中にとにかくいろいろなアミューズメントが詰め込まれておりました。餃子スタジアムとか、ナンジャタウンとか…バスツアーで上京したと思われるご一行様がバスガイドさんに連れられて歩いていたり。

あまりの人の多さにどこにも寄らず、かつ迷いながらも劇場へ。
入り口には出演者へのお花がたくさん飾られていて、HIROには大ちゃんはもとより、本で対談した城咲仁からも来てました。安寿ミラさんにはファンの方からのお花がたくさん。さすがヅカファンは違いますね〜。感心してしまいました。
客席は全体的に古めかしい感じ。

舞台はね、
「あー、ダンスミュージカルってこういうものなんだ〜」
と。
話自体よりも、歌と踊りを魅せる!って感じで(当たり前か)、でもお話自体も今回の場合はあらすじを喋る役の方がいたから、ストレートプレイよりもわかりやすくて良かった。

HIROも頑張ってました!化粧が濃くてちと老けた感じではあったが(笑)演技も上手く(さすが元・子役)ダンスもキレがあり声量も伸びやか〜で、ミュージカル仕様の歌い方でしたね。多少、滑舌が悪くて
「今、なんて歌ってたのかな?」
って感じる部分はあったけど、日を重ねるごとに良くなっていくんじゃないかな。

主演のクラリモンド役の安寿ミラさん…名前だけは存じ上げていたものの、今回初めてお芝居を観ましたが、
さすがですね!

さすが元宝塚スター、歌もダンスも芝居もすべて巧い!!
ダンスしてる時、二の腕がすごくきれいで見とれてしまった。衣装のドレスも映えてたし、やっぱり違うな〜と唸ってしまいました。

悪魔役の男性3人も、体の動きがしなやかできれいで芸術品を見ているかのよう。コーラス隊(?)の女性三人も上手くて聞きほれてしまったし…。

でもね、私、ラストでほんの少しだけ、うとっ…としてしまったんです。
だってこのミュージカル、照明が全体的に暗めで、暗いトコにいるとすぐ眠くなってしまう私、おまけに席は一階の1番後ろだし、音楽は気持ちいいし…で、ついほんの数秒、ウトッときちゃったんですよ。

いきなりお客さんの拍手が聞こえて、目を覚ましたら出演者が舞台で並んで挨拶してた。
時計をみると…え、まだ一時間半しか経ってないけど?!

そう、一時間半で終わりだったんですー。アルコン3時間に慣れている私はもうびっくり!!
いやほんと、第一部終了で休憩に入ったのかと思ったもんねー。

ダンスミュージカルって、こんな短いのが普通なんですか?
体つかうしね…。

たまにはこういうのも良いかなと思いました。
DVDが発売されるようなので、余裕があれば買いたいな。

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