雨のち晴れ、ところにより虹
2007年11月25日 読書
吉野万理子を読むのは「秋の大三角」に続いて2冊目。
読み始めた途端、すうっと吉野万理子の心地よい世界に入り込めます。私の苦手な短編集にも関わらず、全部の話が面白くてあっという間に読了。
この作者、好きですねぇ〜。ままならない人生にどう折り合いをつけていくかということを考えさせられるんだけど、ほのかに希望が持てるようなラストがいい。元気が出る小説です。
同時に小池真理子の長編「望みは何と訊かれたら」も読んだのですが、こちらはちょっと好みではなかった…。安保闘争の頃の話なんだけど、私が過ごしてきた時代とあまりに違うせいか、主人公にまったく感情移入できなかった…。その頃を生きた人たちにとっては、共感できる世界なのかな。しまいには
「偉そうなことを言ってる割に、最後には結局実家の親元に帰って世話になるのねこの沙織ってコは…」
とまで思ってしまった。
読み始めた途端、すうっと吉野万理子の心地よい世界に入り込めます。私の苦手な短編集にも関わらず、全部の話が面白くてあっという間に読了。
この作者、好きですねぇ〜。ままならない人生にどう折り合いをつけていくかということを考えさせられるんだけど、ほのかに希望が持てるようなラストがいい。元気が出る小説です。
同時に小池真理子の長編「望みは何と訊かれたら」も読んだのですが、こちらはちょっと好みではなかった…。安保闘争の頃の話なんだけど、私が過ごしてきた時代とあまりに違うせいか、主人公にまったく感情移入できなかった…。その頃を生きた人たちにとっては、共感できる世界なのかな。しまいには
「偉そうなことを言ってる割に、最後には結局実家の親元に帰って世話になるのねこの沙織ってコは…」
とまで思ってしまった。
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